Jinmas chips

【勝手に未来予想】家内制手工業復活という300年ぶりの産業革命で働く価値が変わり、誰もが自分の人生を主役として自信をもって生きていけるようになるかもしれない
↓に
 

突然ですが、勝手に未来予想しちゃいます。

21世紀は300年ぶりに産業革命の世紀になるような気がします。平和的な市民革命も起こるかもしれません。

何を馬鹿なと笑われちゃいそうですが、マジ本気で書いてます。

どんな産業革命かというと、家内制手工業の復活ですね。新家内制手工業とでも言いましょうか。

現在の日本では製造業の海外競争力低下と、サービス業の成長を背景に雇用問題が発生しています。

私の営むカフェでもそうなのですが、多くのサービス業は労働需要に安定性を欠きます。

カフェで言えば食事時間や土日などの労働需要が高まりますがそれ以外は下がります。

また、サービス業は労働需要が人の動く時間に従うので、労働時間も多様化します。

そうすると固定時間労働の正規社員よりパートタイム・アルバイト・契約社員などの非正規雇用の需要が高まると言うわけです。

非正規雇用者は安定した仕事量を確保しにくく、収入の確保が難しくなります。多くの場合が時間給雇用で、なおかつその時の状況で出勤時間や退勤時間も不確定的となり、パートアルバイトを複数掛け持つことができません。

そうしたことから非正規雇用者の低所得化が進んでいるというのが現状です。

現在、非正規雇用はこうした観点から問題視されていますが、非正規雇用者達だからこそ時間を有効に活用して収入を得ることで解決していけるのではないかと私は思っています。

正規雇用にこだわらないワークスタイルは既に形になりつつあります。

iPhoneやAndroidなどのスマートフォンはアプリを個人が開発して提供できます。また大手SNSのLineではスタンプを個人がデザインして販売できます。

これらのビジネス形態が代表的な例です。こうした仕事に必要とされるのは技量と時間です。時間を自分の都合に合わせて融通し仕事を作る。

こうしたビジネス形態があらゆる分野に広がっていくんじゃないかと予想するわけです。

すると、正規雇用でなくとも技量さえ身につければ仕事を作っていけるのです。

既にそうした変化が意外なところに散見できます。

例えば主婦たちの手作り品取引がフリマサイトで活発化しています。

「世界に1つしかないもの」を求める人同士がネットを通じて売り買いしあっているのです。

時間に融通をつけやすいネットビジネスは非正規雇用者にとって収入の穴を埋める恰好のシステムです。

自分の得意な仕事だったり好きな作業を形にし、ネットを通じて個人間取引で提供することで、収入をえられるのですから、これに取り組まない手はありません。

ネットと流通の発達によって個人間取引を簡単に行えるような環境は既に整備されているのです。
また物質的に飽和した現代社会では、一つ一つのプロダクトに自分なりのお気に入りを求める人が増えています。

コルトレーン
ジョン・コルトレーン「My Favorite things(私のお気に入り)」

スマホのカバーを自由に選んだり、スタバでメニューにないオリジナルラテを注文できたり、キッチン空間を好みの雑貨で彩ってみたりと、様々なものごとに個人がカスタムした「世界にひとつしかないもの」へのニーズの高まりを見て取ることができます。
そして既に、インターネットは「世界にひとつしかないもの」を求める人と提供できる人を簡単に結びつけるシステムを提供するところにいたっています。

売り買いのやりとりはネット上で完結でき、運送会社は商品を確実に手元に届けてくれるのです。

こうした商流の変化はメーカーのものづくりにも影響を及ぼすことになると予想しています。
メーカーデザインに限定されていたプロダクトが、デザイン追加の余地を残した製品として販売され、個人が自由にデザイン追加し、それを気に入った人同士で売買するようになります。

カフェで見かけるアップルのノートPCが個性あふれた様々なパソコンに変わっていくかもしれません。

素材メーカーもこうしたニーズに対応するために、個人加工向けの製品を投入することになるでしょう。

工場制機械工業と新家内制手工業が相互に連携し新しい需用を掘り起こすのです。

新家内制手工業では非正規雇用者にこそチャンスがあります。

組織に対する責任がないからこそ、時間を有効に使いチャレンジできるというわけです。

新家内制手工業で自立できる人が増えてくれば、社会にも変革がおこります。

働く場所を選ばなくなり、都市に集中した人は再び地方へと戻っていきます。生活にかかるコストが抑えられ、しかも都市生活ではできないような快適な住空間を手に入れ、更に自然の恵みを享受することができます。

職業という概念は薄らぎ、子供たちは大組織での出世を目標に掲げた過剰な競争から開放されます。得意なことを見つけてそれを伸ばすような教育が重視されることになり、伸び伸びと育つことができます。

それぞれが好きな仕事、得意な仕事を自由に選び、生活に必要なだけ仕事をするようになり、目標に追い立てられることもなくなります。

自分で仕事を作ることができるようになると、社会の状況に左右されず人生を設計できるようになります。

将来への不安が解消されれば、心と時間にもゆとりが生まれ、少子化にも歯止めがかかるかもしれません。

都市と地方にある様々な地域格差も徐々に解消するかもしれません。

そんな世の中になれば、きっと誰もが自分の人生を主役として自信をもって生きていけるんじゃないでしょうか。

ちなみに私の営むCafeJintaというカフェ空間は家内制サービス業です。笑

 - インターネット-internet, 生き方-life

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。