石破首相の「のめない」は誰のため?――選挙前の強気に潜む外交のリアル

1.うちのカミさんがまた言いましてね…

いやぁ〜、うちのカミさんがね、「アメリカの言いなりなんて、もう卒業すべきよ」なんて言い出しまして。
その後すぐに「でもあのNetflixの新作、アメリカ製でよかったわ〜」なんて、嬉しそうに見てるんですから、まぁ何ともチグハグな話です。

でもね、そのニュースの中で石破首相が「自動車抜きの日米合意はのめない」って言ったのを聞いて、「かっこいいじゃない」と来たもんです。
ええ、確かにスパッと言ったその姿は、ちょっと“武士”っぽく見えたかもしれません。
でも私は思わず、「そりゃ、参院選が近いからじゃないのかねぇ…」と、つぶやいちまいましたよ。


2.ディールの相手に、理想論は通じるか

アメリカさんは、いわば“交渉のプロ”、ディールの達人です。ましてやトランプ政権ともなれば、損得がすべて。
そんな相手に、「自動車を外した交渉なんてのめない」なんて強気で突っぱねるだけじゃ、テーブルすらつけなくなるんじゃないですかね。

交渉ってのは、譲るフリをしながら、守るべきところを守る。たとえば、日本がシェールオイルやシェールガスを買うって約束すれば、アメリカにも得がある。そこから「自動車関税は勘弁してくれ」と切り出す――これがディールってもんじゃないですか。

「のめない」と言うだけで交渉した気になるのは、ちょっと危ない。
私ら捜査だって、「否認してるから無罪です」なんて言いませんからねぇ。


3.「国益」と「選挙目当て」の間で揺れるメッセージ

私としてはねぇ、日本が自立した外交姿勢を取るのは、大いに賛成です。
でもそれが“選挙用の演出”に見えるようじゃ、国民は冷めるんじゃないですかね。

石破首相のこの発言、タイミングが絶妙すぎる。参院選を前に「日本の利益を守る強い首相」をアピールしてるようにしか、私には見えませんで。
「トランプにも言うこと言ってやった」――そういう印象を国民に与えたいだけなら、それはちょっと“危うい正義感”ですよ。

外交はドラマじゃない。拍手が起きた瞬間に交渉が終わってしまう世界なんです。


4.ぼやき締めくくり:「のめない」は“守り”か“攻め”か

うちのカミさんみたいに、表のかっこよさに拍手して終わる人もいますけどね、
私みたいな古い刑事には、どうしても裏を読みたくなる。

本当に「国益のための拒否」ならば、具体的な代替案や譲歩案を用意してるはずなんです。
それが「のめない」だけじゃ、まるでガキのケンカと変わらない。

まぁ、表向き強く言うことで、相手に“こっちは本気だぞ”と伝える手もあるんでしょうが…
それが票のためだったとしたら、それこそ“国益の切り売り”って話になりませんかねぇ。

ほんとにねぇ、外交の舞台で芝居をするのは結構ですが、
チケット代を払わされるのは、いつだって庶民なんですから。

© 2025 TRENCH CRIATIVE Powered by STINGER