
やっぱり僕にとっては、いい出会いが何よりも財産になる。
若かりし頃も、中年になった今でもそれは変わらない。
この2月に今までのスタッフが卒業し、新しいスタッフが加入しました。
今年の布陣はとってもユニークです。
三名採用したのですが、全員大学生で、そのうち二人が留学生で、一人はロシア、一人はバングラデシュ。
日本人学生の一人も、若いころからの苦労を乗り越えて大学進学した、自分の進む道をしっかり持つ、今どきでは珍しいタイプ。
この体制でスタートして既に数週間が経ったのですが、毎日がとても新鮮です。
なんでしょうかねぇ、この任せても大丈夫な雰囲気。
個人経営の多くの方が人員を増やす時に、任せても大丈夫なのかという不安に襲われることがよくあると思うんですが、そういう心配をまったく抱かないんですよね。
かと言って、納得行くレベルで仕事できるところまで到達してるのかといえば、もちろんそうじゃないんです。
仕事への姿勢が全てなのかも。
今までも多くのアルバイトと仕事をしてきたのですが、こういう気持ちにさせてくれる人というのは、いつもこんな感じです。
自分で仕事を見つける。そして「これは○×△ですか?わかりました、じゃぁやっときます。」とまぁ、こんな感じ。
力強い意欲を感じさせてくれます。それだけじゃなくて、若い力というのは僕等にも元気を分けてくれるんですよね。
だから、僕もこれまでやりたくてもやれなかったことに、チャレンジする意欲に満ち満ちてきましたよ。
カフェジンタのランチ営業の要であるA子ちゃんも若者たちに感化されて、働き出したころより自信をもって堂々とした仕事っぷりです。
いいですね〜。いい流れです。
先日、若き飲食店経営者のドキュメントをテレビ録画していたのを見たのですが、そのドキュメントの中で従業員との間に出来た溝に悩んでいる姿を拝聴しました。
20代にして僕なんかより大きなビジネスを展開されていてスゴいです。どんどんスタッフに仕事を任せて自分は経営に徹する姿勢をつらぬいておられます。ところが現場との距離があるゆえ従業員と意思の疎通が成立せず、目の前の壁をブレイクスルーできないばかりか不信感が発生しようとしている状況でした。うーん理解るなぁ、僕もそこのところは苦労した時期もあったからなぁ。
このテレビ番組で彼はカッコイイ経営者を目指していると語っていました。僕も若いころは表面的な良さに憧れましたから、気持ちよくわかります。飲食店という業態では「表面的な良さ」は非常に有利な武器であり、それによってお客さまを惹き付けられるという点は多分にあります。
お店がオシャレだったり、料理が美味しかったり、お店の人がかっこ良かったり…ってのがこれにあたると思います。
だけど、表面的な良さで従業員が経営者を慕って、意欲を高めることはないんだと思うんです。そりゃぁ、高額の給料を提示すれば付いてくるかもしれませんが、だからと言って経営者を慕うかといえば、おそらく別問題。(まぁ、高額の給料で雇ったことないから、僕の想像にすぎませんが…)
内面的な良さをもってして、人のこころは動くんだとつくづく思いましたね〜。
今、カフェジンタはたまたま意欲的な若者たちが集まってきていますが、このまま放置してメンバーが入れ替わった時にリセットされるようではダメ。この士気をカフェジンタの文化にしていくことが、今の僕の課題。
いつまでたっても、何時なん時も正念場です。笑