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近況報告 2019 かあちゃんよく頑張った!後編②
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前回からの続きです。

産後直後からの蕁麻疹に見舞われての辛い日々に、家内を更なる悲劇的な苦痛が襲い掛かりました。
3月下旬のある夜、仕事から帰った僕がごはんを食べながら会話していた時に、家内に突然猛烈な頭痛が発生しました。家内は慢性的に偏頭痛になやまされている人なのですが、本人曰く体験したことのない痛みで、大きな声を出して呻いています。
その場で救急車を呼ぼうかと思ったのですが、「病院行っても何も出ない、いつもの頭痛と同じだから病院は行きたくない。」と。普段から頭痛に悩んでいるだけに、今回もどうせ同じだと思いたいんでしょう。
「こりゃ、自力で病院に連れていくしかないな」と思って、見てもらえそうな救急病院を調べていたところで、これまた突然、ふっと痛みが治まり、今までのは何だったの?という状態。

落ち着いてしまうと、人間いい風に考えたがるもので、肩凝りもすごいし、育児ストレスがピークまで来てたんだろうね、って話で後日、いつも肩凝りや頭痛が酷い時にお世話になってる鍼灸治療に行こうという話で落ち着きました。
そして、5日ほど後にようやく僕が連れていける都合がついてその治療院に向かっているまさにその時に、同じような発作が起こりました。今回は前回より更に激しい痛みのようで車の中で、赤ちゃんだっこしながら、後ろの席で悶え苦しんでいます。少し前に味わった陣痛の痛みとは比べ物にならない痛みだったそうです。

もう、これは鍼灸治療で診てもらってどうにかなるレベルではないと判断。目的の鍼灸院の間近についていたのですが、Uターンして総合病院に向かいました。
30分ほどで病院に到着したのですが、またしても着いたころにはあの猛烈な頭痛は落ち着いていました。到着した時刻は18時過ぎで、病院はすでに時間外診療の時間だったのですが、これは深刻な事態の可能性も思われたので、症状を説明し救急診療で頭部を検査してもらうことにしました。
CT検査を受けて、そう待つことなく当直の医師から説明がありました。
くも膜下出血のような脳卒中を疑われるような箇所はみつけられなかったとのことで、ひとまず胸をなでおろしました。
ところが、次に先生から出た言葉に息がつまりました。

「ただ気になるところがあります…。」

「脳の中に白い影がうっすら出ています。」

「これが何なのかは専門外なのでご説明できません。また当院には脳外科がありませんので専門医もいません。紹介状を書きますので、そちらのほうで診療を受けてください。早いほうがいいのですが、明日大丈夫ですか?」

もう、これだけで僕も家内も頭の中が真っ白になりました。

いや、これは正確ではないかもしれません。当時の自分たちは意外に冷静で、的確に判断し行動していたように思います。当時のことを思い出している今の僕のほうが頭が真っ白になりそうです。

ともかく、最短で診てもらえるように脳外科のある赤十字病院に緊急の予約をとってもらって、家路につきました。

「大変なことになった…。」僕らは目を合わせて、それ以上言葉もでません。

僕はその晩、ネット調べられる限りのことを調べました。できるだけ家内を安心させてやれるような材料を探しました。残念ながらその時にどんな情報をとって、どんな風に家内に声をかけていたのか思い出せません。
家内は子供もいるこので平静を保ってましたが、心中は察するに余りあります。

結局、赤ちゃんをあやしながら二人とも眠れない夜をあかしました。

翌日の検査とその後の経緯は更に次のブログで。

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