矢沢永吉「ダウンロードの時代だからさ、ダウンロードできないことをやろうよ。」(lrandcom.comより)
スガシカオさんが「CD買ってくれ〜」と訴えてるそうです。
ITの目覚ましい進歩が多くの音楽家にとって厳しい現状を作り出すばかりの昨今。
エアロスミスがアルバム制作の意欲を失ってしまうほど今ミュージシャンが置かれた状況は厳しい。
レコード(CDを含めた録音)された音楽は20世紀に素晴らしい価値を創造しました。
奏でる人がいて初めて聴くことができるものであったのが、録音しそれを再生するという技術が確立したことで、奏でる人が目の前にいなくても、素晴らしい臨場感で音楽を聴くことができるようになりました。
そして更にアナログからデジタル化し録音から再生までのあらゆる段階で利便性を高めてきた。その結果私達はタダ同然で高いクウォリティーの音楽を楽しめるようになったんです。
今、音楽はダウンロードで聴ける時代になった。
今更「CDを買ってくれ」なんて訴えはもう虚しい遠吠えでしかない。
ダウンロードで食えないんなら、「ダウンロードできないこと」をやるしかない。
音楽の本質を考えれば、何に価値があるのかが見えてきます。
おそらく音楽は人類が人類としての歩みを始めた時から、いつの世にも全ての人類が人類独自の恵みとして大切にしてきたものだと思います。
録音し、大量配布された”レコード”を持ち歩き、いつでもどこでも再生できることが当たり前だと思っていますが、これは多く見積もってもたったの100年間だけの出来事でしかないんです。
音楽ってのは本来はそんなものではない。
奏で歌い踊り涙し笑いそして楽しむ。そこにある音楽を通じ、人同士が広い意味での愛を育み、明日生きる力を蓄える。それが音楽の本質なんだと思うんです。
イヤホンを耳にいれて一人で黙って何かをしながら聴く”レコード”は、いくら素晴らしいミュージシャンの録音であっても、到底音楽の本質にたどり着くことはできない。
ただ、録音再生技術の発達はマイナスばかりではないんです。
全ての音楽家が切磋琢磨し己の技を磨きあげることに多大な貢献をしました。
お気づきじゃない方もいらっしゃるかもわかりませんが、もう貴方の隣には音楽の匠がいます。
見渡してください。何人もの顔が浮かんできませんか?彼らの音楽はそれはそれは素晴らしい。
直接彼らの音楽に触れればきっと「音楽の本質」を体感することができるはずです。
さぁ、ライブにコンサートに音楽会に出かけようじゃないですか!!
私の仕事はミュージシャンと力を合わせてそういう場所を作ることです。
例えば今夜がそんな夜です。
出演 - THE TWINS
日時 - 11/7(金) 19:00より
ライブチャージ - ¥2000
場所 - 京都市中京区三条烏丸東入 カフェジンタ
問い合わせ - 075-950-2534(予約は受け付けておりません)