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PARASOPHIA: アーノウト・ミック《異言》。現代アートに初めて触れたレポート。
↓に
 

先日、このブログでも取り上げたPARASOPHIA
ボクが積極的に美術鑑賞するなんて今までにありませんでした。
ましてや、現代芸術。。
ご縁というのは不思議なもので、この芸術祭に繋がりある色んな方とお付き合いが広がるにつれ、関心が少しづつ膨らんで、開催日気付けば一会場に足が向いていました。笑

というわけで、美術鑑賞に縁がなかったボクによる、初めての現代芸術レポートを記してみようかと思います。

3/7(土)、そうPARASOPHIAの初日、雨のなか京都芸術センター(元・明倫小学校)で展示されているアーノウト・ミック《異言》を観に行きました。
店のオープン前の1時間ほどなのでゆっくり鑑賞できないなぁと思いつつ、展示場へ。

なんせ、美術展に行ったことなんて人生でも数えるほどしかないし、まして一人で行くなんて当然ながら人生初です。ちょっと緊張しました。笑

会場に着き、展示室を調べ、構内を歩いていくんですが、国際芸術祭というからには大勢の人で列をなしてるのかと思いきや、だれともすれ違うことすらない。

んー、なんだか既に小難しい雰囲気だぞ…、と思いながらも展示室前に到着。

作品が映像作品なだけに、入り口には黒幕があり、中からも物音1つ聞こえない。んー、なんだか入りにくいなぁ…。

な〜んて、思ってても仕方ないので、とっとと中に入りました。

すると、目に飛び込むのはがらーんと広がる空間の真ん中に立てられた立体スクリーン。中央より3方向に違う映像が投影されています。

この投影されている映像があまりに衝撃的すぎて、まったく理解できず頭はカオス。んー、これは一体何なんだ?

そう思いながら、しばらく見てみたんですがギブアップ。まったく理解できずに退散。。。。トホホ

ただ、頭にはあの衝撃的な映像がこびり付き、逆に確かめずにいられなくなってしまいました。

展示会場から帰る道すがら、あれは一体なんだったんだ?現代アートって一体何なんだ?と頭がカオス状態のまま我がカフェジンタに帰還。

お店の準備そっちのけで、調べました。そして、初めて気づいた。「こりゃ事前に情報を得て観なきゃワカランな」と。

    京都芸術センターでは、アムステルダムを拠点に活動する映像作家アーノウト・ミックの最新作となる大規模な映像インスタレーション《異言》を展示する。本作は、大企業の社内行事と現代の宗教儀式とをパラレルに見せることにより、国境を越えた新たな宗教運動の出現について探究する。300人の俳優を使って撮影された映像は、はじめ企業の株主総会や社員研修のような様相を呈しながら、宗教的なモチーフや集団的な儀式が見え隠れし、やがて集団が生み出す熱狂を伴った異様で劇的なシーンへと変容する。京都での展示が過去のミック作品と異なるのは、作品に使われる映像が、演じられたフィクションだけでなく、ブラジルやナイジェリアで実際の宗教儀式を撮影したドキュメンタリー映像も組み合わせている点にある。企業の自己啓発セミナーも個人の世俗的な富をも約束する現代の宗教儀式も、高揚の中で理解しがたい「異言」を話し始める展開によって、その差異が判別不能なものへと変容していく。

あの、一瞬垣間見た衝撃的な映像がこの作品の核たる映像だったと思われ、作品への関心が急に高まりました。

そうして、ボクは日を改めて3/9(月)の夕方に再び鑑賞しに行きました。

改めて鑑賞する《異言》は…。

なんでしょう、この示された感…。集団がヒステリックに変容する様を鑑賞するということとは…。

もう少しこのブログでその衝撃について書きたい気持ちはあるのですが、書くのは野暮なように思いますので、やめておきます。

もし、このレポートが参考になるようでしたら、是非観に行ってください。

1時間はそこにいるつもりで行ったほうがいいと思います。

PARASOPHIA:素人レビューは、開催期間のうちにチョイチョイ続けて書いていきたいと思います。

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