僕はどうやら赤いプロダクトを選ぶことが多いようです。意識していたわけではないんですが、パソコンは赤を選んでいるし、iPhoneのカバーも赤系当だったりするし、周りを見渡してみても何かと赤いものが多いです。
赤色を好んで選ぶ心理というのを調べると、結構なるほどと思ったりします。
実は今回のバイク購入で最初バイク屋さんに勧められたのは、青白のGSR250でした。
バイク屋さんとしてはこの青白の車体を売ってしまいたかったっようです。今回ボクが買った車種が車両本体価格で398千円なのに対して369千円と約3万円も安い価格設定でした。
1割近く価格差があるとなると、さすがに悩んでしまいました。
ちなみに家内と息子も連れて見に行ってたのですが、息子はこの青白がえらく気に入ったらしく、「絶対コレがカッコいい!!」と言ってます。でも、僕はどうも惚れ込むって感じになれない。
うーん、どうしようかなぁと思ってたんですが、家内から「青は似合わないから辞めたほうがええよ」と言われ、「やっぱりそうやんなぁ〜、多少高くつくけど、命を預ける乗り物なんだから愛着を持てなきゃ安全もおぼつかないな!」と、もはや意味不明な理由で自分を納得させて、高い買い物をさせてもらいました。理解を示してくれた嫁に感謝です。
納車の日に早速息子に見せたら、「青じゃないやん!全然かっこっよくなーい。」と言われてしまいましたが気にしていません。笑
さて、納車日と翌日は殆ど時間がなくて走れなかったので、翌々日に1時間ほど出勤前のショートツーリングをしました。気持ち的にはこの日やっとライダーデビューしたという感じです。
我が家は琵琶湖の最南端にあって、すぐ目の前が琵琶湖沿いのツーリングコースになっています。さっそく琵琶湖の東側の湖岸道路を30分ほど走り、見晴らしのいいパーキングがあったので、そこに入ってマイバイクの記念撮影を楽しみました。笑
すると後ろから、ドロゥンドロゥンという、どっしりしたエグゾーストノートを響かせて車が近づいてきて駐車しました。
おー!赤いオープンカー、カッコいい!
何を隠そう僕は幼少の頃、大のスーパーカーファンだったのです。従兄弟と二人で外車ショーなんかに行ってはハンドルもアクセルも届かない運転席に座って大はしゃぎしたもんです。
昔と違って今は街でポルシェやフェラーリを当たり前のようにみかけるようになっちゃいましたが、それでも希少な車を見ると興奮しちゃいます。
運転されていたオーナーさんも気さくな方で少しお話させてもらいました。
この車はLotus Elanというモデルで、51年前に製造されたものだそうです。今はエンジンをオーバーホールして慣らし運転をされているところだとのことでした。
排気量は1500ccで、ユーノスロードスターの開発の参考になった車だそうです。
タイヤの数も年式も車格も何もかも違う2台ですが、ジャストサイズのエンジンを積んだ風きる赤い乗り物という点で、なんだかこの一度きりの出会いが嬉しかったです。
「一緒に並べて写真とってもええよ〜!」と言ってくださったんで、記念撮影!
なんか様になってますよね。
って思うのは僕だけかもしれませんが。笑
最後にお別れするときに「お互い安全運転で!」と言ってくださったのが、とても心に残りました。
僕のライダーデビューがとても素晴らしい朝となったのは、赤いGSR250を選んだからに他ならないと思うんです。