もう随分に辞めちゃったんだけど、
以前CafeJintaで働いていたカフェスタッフNちゃんのお話です。
「ねぇねぇ小野さん、見てほら!!」
ってんで、何かと思ったら、空いた時間に
キッチンのシンクをピッカピカに磨いてくれました。
そのために家から使い古しの歯ブラシ持参したらしい。
「ウチのお母さんが何時も言ってるの、流し台は
ピッカピカにね、そうすればお金貯まるからねって。」
それはそれはキラキラした目で言うんですよ。
ほんとそうだなって思ったんですよね〜。
やらずに済むならせずにいたい仕事だし、専用の洗剤かなんかで
楽ちんに済ませちゃえばいいやって思う仕事なんですが、
そこを敢えて怠らない。毎日手で磨く。
するとね、しんどい事も習慣にしていけるようになるんですよね。
以前ヒットした「トイレの神様」だっけ?それと同じような話なのかな。
そうそう、こういう事はみんな知ってるんです。
でも、なかなか出来ないよ〜。意識をしっかり持ってないとね。
一番最後に彼女に会ったのは、旦那さんと結婚して開業したカフェでした。
その時に、そのカフェも移転するって言ってたけど、その後の
沙汰がないんですよね。
Nちゃん、どうしてるかなぁ〜。
今日も何処かで歯ブラシ片手に流しをゴシゴシ磨いているんだろな。
キラキラした目でね。